人類が宇宙へ進出し、すでに5世紀近くが過ぎているにもかかわらず、
まだ第二次世界大戦の終結から半世紀しか経過していないという現代――
――新西暦189年。

宇宙一の無責任男ジャスティ・ウエキ・タイラーの活躍により、

銀河系が颱宙ジェーンの脅威より救われてより、およそ100年後・・・

そしてローエングラム王朝銀河帝国初代皇帝ラインハルトが薨去してより

17年の歳月が経過していた・・・。

 

 

前大戦という大きな危機を乗り越え、

今や旧神聖ラアルゴン帝国ゼントラーディをも傘下に置き、

広大な銀河連邦を構成するまでに至った
地球連邦政府は、他の幾多の惑星文明とも国交を樹立。
地球にも多くの異星人移民や観光客が訪れ、
街中で異星人を見かける事も珍しくはなくなった。

そんな中、死者が当時のままの姿で蘇る(黄泉がえる)という
原因不明の超常現象が世界規模で多発する。
彼らは、ゾンビや幽霊の姿ではなく、死んだ当時の姿のまま、
自分の事を想い続けてくれた人の前に、ある日突然現れた。
まるで何事もなかったかのように黄泉がえってきた、
最愛の夫、恋人、兄弟。彼らを目の前にして喜ぶ家族、そして戸惑う周囲の人々。
しかし、一度滅んだはずの数多くの悪の組織もまた、
再び地上へとその姿を現し、邪悪な活動を再開したのである。

 


そして黄泉がえり現象と時期を同じくして、
世界各地で「時空の穴(クレバス=crevasse)」と呼ばれる
時空・次元間の移動ゲートがあちこちに発生。
それを通じて異なる時代や次元へと行き来が可能になったが、
それは同時に時空クレバスの向こう側から
未知なる脅威が襲来する危険性をも示唆していた。

 


木星勢力ジュピトリアンを筆頭とする反地球連邦勢力が台頭する中、
悪の組織連合軍ガイスト・ショッカー(Gショッカー)が、
全ての地球人類に対し宣戦布告、世界征服に乗り出した。
さらには地球至上主義者たちを背後から束ねる地球教を頂点とし、
テロと陰謀により、地球上のあらゆる政治・軍事・経済の各分野に絶大な影響力を持つ
影の地球連邦政府ロゴスの暗躍も加わり、地球圏の状況は混乱を極めた。

 

 

それらの事態に対し、時空クレバス制御装置"ディオドス(ギリシャ語で
「通路」「花道」)"の完成を見た、地球を守る歴戦の勇士、ヒーロー達は、

地球圏、そして全宇宙の平和と人類の自由を守るべく、

独立部隊ブレイバーズを結成、活動を開始する。

 そして時空を越えた先の過去や未来、剣と魔法のファンタジー世界、

果ては魔界や霊界をも巻き込んで戦乱は拡大する。

 


その頃、遥か外宇宙の彼方では……

銀河連邦、銀河帝国、アーヴによる人類帝国エドン国

ガルマン・ガミラス星間帝国バッフ・クランフリーザ軍ETFなどの勢力が群雄割拠する中、
宇宙有数の列強の一つである宇宙連合にて内乱が発生、再び和平派と対外強硬派に分裂した。

宇宙連合の強硬派は宇宙に進出する地球人類を一方的に脅威とみなし、
地球圏に対しても本格的に侵攻を開始した。

 
地球圏――そして宇宙の争乱はまだまだ続く……。